Live  Report  2008/11/23



会場名
志津Sound Stream
イベント名
3Men Live

演目 1.
Soul finger feat. Funky broadway

2.
Going back to MIAMI

3.
Gimme' some lovin'


4.
MC

5.
Knock on wood

6.
MC


7.
With a little help from my friends


8.
MC


9.
JB Medley

10.
Land of 1000 dances

11.
MC


12.
Tighten up

13.
It's too funky in here

14.
Soul man

15. I can't turn you loose



Report


11/23(日) 三連休の中日(なかび)で、気持ちの良い快晴です。
今日は、サンスト8周年イベント『3Men Live』に出演です。

いつもの様に、最も遠いKussyから出発のメールです。
> 出ます。と思ったらガソリンが空…(^-^; やば、渋滞がありませんように。

Kussy、大丈夫か?と思いながら、最近都内から引っ越したばかりの所沢のマンションを出発すると、
所沢駅西口周辺が、何故か、とんでもない混雑で、なかなか前に進めません。
それどころか、多数の警察官の姿が。あっ、ヘリまで飛んでいます。
何か事件発生か!?電車は動いているのか!?
果たして、サンストに行けるのか!?

人ごみを掻き分けて、ようやく所沢駅西口近くに辿り着くと、
「西武 日本シリーズ優勝パレード」
の看板が・・・汗

  by Mercy

(以下、某Web Newsより、こっそり引用)
”プロ野球日本シリーズを制し、4年ぶり10度目(前身の西鉄時代を含めると
 13度目)の日本一に輝いた埼玉西武ライオンズが23日、球団創設以来初めて、
 埼玉県所沢市内で優勝パレードをした。西武所沢駅西口から旧市役所前まで
 のパレードコース約1.2キロは、7万人のファンで埋め尽くされた。”

11月頭に所沢に引っ越したばかりで、LIVE当日の俺の出発時間に、何故、ピンポイントで当たるんだ?
とにかく、ホームにたどり着くまでが大変でした。

LIVEレポート用に、途中で写真を撮ろうとしたら、
「そこっ!立ち止まるんじゃない!」
とお巡りさんに注意されてしまいました。 怒

 
by Mercy

ところで、
> いつもの様に、最も遠いKussyから出発のメールです。
と、以前のLIVEレポを真似て書いてみましたが、KC&The TITE自体は15年以上続いているBandなのですが、
俺自身は加入してまだ約7ヶ月の新参者です。
LIVE出演も今回で4回目、LIVEレポを書くのは初めてです。

というのも、俺は日本のサラリーマンとして、仕事一筋の清く正しい真っ当な人生(?)を歩んでいたため、
15年以上殆どギターを弾いていませんでした。

それが、20年位昔のバンドメンバーだったPapanから「KCのLIVE見に来ませんか?」とLIVEの前日 (3/15)に誘われ、
見に行った後でメールが。
「久々に本気でBandやる気ありますか?決して負担にならないようにしますから」
と泣かせる誘い文句でした。
「頑張ります」と返事すると、最初にやる10数曲の課題曲 + 30数曲のその後にやる予定の曲(CD 5枚組!&
DVD3枚組!)が送られてきました。 爆

そして、4/26に最初のオーディションで仮採用(指が普通の人に戻っており、コードのFが押さえられない
レベルだったので・・・)の後、6/28にはサンストで初LIVE出演!と、怒涛のスケジュールでした。 泣

という訳で、極度の緊張のあまり挙動不審状態の出番前の俺に、Papanは、こう言ってくれました。
「上手く出来ても褒めませんが、ミスしても貶(けな)しませんから、安心して下さい」
んー、さすがバンマス(昔のBandの時と、立場が逆だけど・・・苦笑)。
そして、何ていい奴なんだ。

・・・あれから、もう5ヵ月も経つんだなあ。
そんな美しい思い出に浸りながら、2時間弱の電車の旅で、志津駅に到着です。

そして、KCのサンスト集合予定の14:00前に、Kussy (Key)→Mercy (俺、G)→Akkey (Dr)→Papan (B)&Maman (Cho)
→HANA-Chang (Sax)と、順調に到着です。

   

しかし、到着して、俺を見るなり、メンバー全員の最初の言葉は
「今日は弦が切れないですよね?」
悲しいことに、これが最近のKCでの恒例の挨拶になってしまっています。

というのも、前回のLIVE(9/27@国立Liverpool)では、記念すべきNew Guitarのデビューだったにも関わらず、
弦を切ってしまいました。

しかも、選りによってメインのレパートリーの一つであるJB Medleyの途中で。
詳しくは、2008/09/27@国立LiverpoolのLIVEレポートをご覧下さい。
ちなみに、KCのHPの”LIVE Schedule”のバンマスの評価は
「お母さん ぶちますよ」
お母さん、ごめんなさい。

原因は、New Guitarのブリッジの調整に失敗していたためでした。 泣
というわけで、今回は、前回のLiverpoolと曲目を1曲のみ変更しただけで、「リベンジ!」という異例の状況 です。
プ・プレッシャーが・・・

それ以来、Papanは何かというと「今度、弦切ったら首ですからね!(笑)」と、しつこいです。
ん?今日も、もう何回も聞いたから、分かったってば!
最近はリハでも切れてないし、もう完璧だって言っただろ!!
ああっ、目頭が熱くなった、あの美しい思い出は、一体何だったのでしょうか?

   

さて、ようやく、KCさんが14:30頃に到着。
実はKCさんは11月末に、何と福島県に引越しが決まり、準備で大変みたいです。
俺も最近引越ししたばかりなので、その大変さは良く分かります。
しかも、3連休だと思っていたら、明日出勤だったと最近分かったそうで、今日は出番が終わったら、すぐ帰るそうで す。
体力的に大丈夫なんでしょうか?

   

というのも、11/15はKCさんの”赤いちゃんちゃんこ マイナス 1回目の誕生日”だったのです。

福島から車で3時間弱かけてリハに来る等と言ってますが、危ないですって。
本人が思っている程、体が付いてこないんですから。

   

とにかく俺は前回の大失態のリベンジしなければならないのと、接続不良のトラブル回避やセッティング時間の
短縮化等のために、新しいエフェクターボード、ついでに、最新のDigital Delayも購入。
そして、ギター→エフェクター間やエフェクター→ギタ−アンプ間のケーブルはもちろん、エフェクター→エフェクター 間の
10cmのケーブルにまで、コダワリ抜いて機材を一新しました。

   

リハのために準備していると、デリカシーの無いメンバーどもが
「Digital Delayを買ったのは、プレイに自信が無いのを誤魔化すためですか?」
とか、金メッキに輝くこの10cmのショートケーブルが華麗な音を創っているにも関わらず、「無駄な投資じゃない の?」とか、
全くウルサイです。 苦笑
(ちなみに、この10cmのケーブルは、エフェクターボードより値段が高いです。
 本当に必要だったのか?という疑問が、ふと・・・心をよぎる事があります。)

   

続いて、Kukkaさん、LITTLE BITさんのメンバーの方々が続々と到着。
あっ、AkkeyがLITTLE BITさんのローディとして、荷物を持って登場。
他のメンバーも、他のBandの方々と和気藹々と話しています。
人見知りの僕は、カーテンの影に隠れて、そっと見ているしかありません。
知り合い?何故?

   

実は、去年のサンスト7周年記念LIVE(2007/11/24!)でも、両方のBandさんとご一緒させて頂いて いたのだそうです。
なるほど。
では、次回もローディとしてご自由にお使い下さい。 笑



Kukkaさんからリハ開始で、次はKCの番です。

「では、ドラムから」
「OKでーす。次はベース、音下さーい」
おっと、地震か?
メンバーから一斉に
「でかいんじゃない?」
渋々、ほんの少しだけ下げるPapan。

 

「次、ギターの音、下さーい」
アンプダイレクトとオーバードライブONの2種類でCHECK。
「音の種類は、これだけですか?」
「はい」
「Digital Delay踏んでないじゃないですか!使ってるんですか?」と、
メンバーからツッコミ。
言われてみれば、そんな気も。 汗

ギターの後、少し間をおいて
「一応、サックスもお願いします」
「・・・イチオウ?・・・オレダケ・・・イチオウ・・・コロス」
マズイ、Papan、HANA-Changを押さえろ!

 

全員のcheckが終了すると、KCのリハは、定番のFunky in hereで全体のバランス
をとって貰います。
そして、いつもの通りの「ベースの音がでかくて、返しが全く聞こえない」
という会話がスタートです。 苦笑

まあ、KCはメンバーが多いので、ベースアンプのすぐ前に立って演るので、
聞こえ難いのは仕方ない面はあるのです。
ただ、他のバンドのリハで、この様な会話は一度も聞いたことはありませんが 笑
HPを見ると、1年前のサンストのLIVEレポでも、全く同じ内容の記載が 苦笑
そういえば、20年前のバンドでも、全く同じ会話をしてたなあ。 (*´Д`)=з

 

それ以降は、
「ボーカルが聞こえないんで、この返しを上げて下さい。」
「Saxも聞こえないんで、こちらの返しも上げて下さい。」
「コーラスが聞こえないんで、こちらの返しを上げて下さい。」
「キーボードも聞こえないんで、こちらの返しも上げて下さい。」
・・・等のお願いが、各メンバーから延々と繰り返されます。
一体、何時まで続くんだ?
ミキサーの方、ごめんなさい。

ところで、KCはメンバーが多いために、ギターの立ち位置もギタ−アンプのすぐ前で、客席から見るとSaxの後ろ の、
更にKeyの後ろという、最も目立たない場所です。

スターなのに・・・。

 

KCのステージ衣装は、ブラックスーツと蝶タイと決まっていますが、KCさんより目立ったら、Bandを首だそうで す。
何と決まり事の多いバンドでしょう。 苦笑

でも、KCさんあってのKC&The TITEなので、まあ仕方ないですし、協調性と控えめが服を着て歩いている様な僕なので、
特に問題はありませんが。

なので、ギターの返しも、ギターの前にはスペースの関係で置けないので、Saxの足元の返しが頼りです。
「HANA-Chang、足元の返し、聞こえてる?」
「聞こえませんが、外の音が聞こえるので大丈夫です〜。」
「いや、そういう事じゃなくて・・・」
Kussyが笑いながら、Key用の返しをGの方に少し角度を変えてくれました。

   

何とかリハが終わり、楽屋で「横のライトが近くて、暑いんだよなあ」と話していると、
Mamanが「スターだから、ライトが当たらないとね」
なるほど、そういうことだったのかあ〜。
さすが、普段から細やかな心配りのA型のMamanです。



最後はLITTLE BITさんです。
上手いなあ。
マズイ、緊張してきた。

   
  
リハが終わり、近所の●ッテリアで、軽く腹ごしらえです。
(店名が分からないとご不満かとは思いますが、あえて伏字にしてあります)

メンバーは「極上チーズバーガー」という新メニューが美味そうと盛り上がっています。

   

俺  「で、極上チーズバーガー、どう?」
Akkey「何か、自販機で売ってるバーガーみたいな味ですねえ」
俺  「マジ?」
という会話をしていたら、別のテーブルで、HANA-Changが激怒しています。
「写真と違う・・・薄くて小さい・・・ユルサン・・・
 ドリンクも氷が多くて薄い・・・コロス」
マズイ、Papan、HANA-Changを押さえろ!

   

ところで、皆さんは、こんなLIVEレポを、そのまま信用してはいけません。
皆さんも、是非一度は、ご自分で試される事を、お奨めします。

ちなみに、流行を追わない俺は、次回も大好きなエビバーガーにしますが、何か?

    photo by Pee

さて、全体ミーティングの後、いよいよオープンです。

   
  photo by Pee 

客席には、前回のサンストでご一緒させて頂いたfahrenheitさんのメンバーの方々の顔も見えます。

現在はKCをお休み中のKeyのtadachinも、可愛い娘さんと奥様と一緒に観に来てくれました。
俺は初めましてです。

 

Kussyが「一人だと大変だから、早く復帰してよ」と言ってます。
人見知りの僕は、勇気を振り絞って、奥様に「復帰しても、家庭的には大丈夫ですか?」と聞いたところ
「趣味は必要だから、大丈夫ですよ」とのお答え。
何て良い奥様なんだ!羨ましいなあ・・・

   

毎回KCを撮ってくれているカメラマンPeeが、今回も来てくれました。
本当に、いつもありがとう。
しかし、チケット忘れて当日券購入で入場。
お陰で、KCで初めてサンストでチャージバック発生がしたそうな。
ありがとう!・・・で、済ませていいのか?

   

最初のステージは、LITTLE BITさんです。
AORと聞いていたのですが、メンバーが「いつもと違う」と言ってます。
今日の選曲はシブイです。
そして、やはり上手いなあ。
マズイ、また緊張してきた。

   
  photo by Pee

2番目のステージは、Kukkaさんです。
とってもカワイイです。KCとは対極と言わざるを得ません。
こんな爽やかな空気の後が、果たしてKCで良いのでしょうか?

さて、もうすぐKCの出番です。
楽屋でブラックスーツに着替えます。
今回も、いつもの通り、誰が一番メタボかという論争で、和気あいあいです。
固い結束を感じさせます。

 

俺は、ブラックスーツの上着で出演も初めてです。
ところが、袖を捲くらないと、袖が当たってうまく弾けないことが、昨夜判明。
上着の袖を捲る事を決意。

しかし、シャツと上着の両方を捲って着ると、ぎっちぎちで腕が曲がらないどころか、血が止まりそうです。マズイ。
こんなハンディを背負ってのステージ、大丈夫なのか、俺?

とりあえず、いつもの通り、カメラマンPeeに楽屋で全員で記念撮影してもらいます。
HANA-Changが、目をつぶって撮り直し。
いかん、腕が痺れてきた。

  photo by Pee

あっ、Kukkaさんが終わった。
「早くステージに上がって、セッティングしなきゃ」と焦って楽屋を出たのですが、STAFFさんに
「機材を出すまで待って下さい」と止められ、ギターとエフェクターボードとお茶を持ったまま、
ずーっと通路で待ち続けることに・・・
う、う、腕がもたない。

 
  photo by Pee

それより、俺のせいでKukkaさんが楽屋に入れません。
何とか避けましたが、今度は、Papanが通路を塞ぎ、Kukkaさんが楽屋から客席に戻れません。 爆
楽屋裏は、いつもの通り、ドタバタです。

 
  photo by Pee

1. Soul finger
ステージの幕が開くと、tadachinと娘さんが客席前列中央で、盛大に応援してくれていました。本当に嬉しかっ たです。
今度は、こちら側に来てね。

     
  photo by Pee

2. MIAMI〜3. Gimme some lovin'
盛り上がる曲を、あえて最初のほうに持ってきて、無理やり盛り上げようというAkkey発案の姑息な試みで、
俺は結構お気に入りです
今日のお客さんは乗ってくれるので、本当に有難いです。

   
   photo by Pee

< MC >

4. Knock on wood
Staxナンバーから1曲。
KussyのKeyソロで、テクニック炸裂です。

 
  photo by Pee

< MC >

5. With a little help from my friends
前の曲が終わると、低い音量でキーボードがイントロを弾き始め、徐々に音量を上げていきます。
ところが、KCさん「えー、次の曲は、あ、もうキーボードが始まってますね」
場内爆笑。
笑いを取るところじゃないですって。

KCさんがジョーコッカーのエアギターの真似をしています。
そして、KCさんの魂の雄叫びが炸裂、
KCさんとの掛け合いで、Mamanのハイトーンが冴え渡ります。
んー、気持ち良い。

 
  photo by Pee

< MC >
KCさん恒例の「亡くなったMusicianの話題」も無く、快調です。

6. JB Medley
KCさんの雄叫びを聴く度、バックでギターを弾ける幸せを、いつもしみじみ
感じる曲です。

そして、この曲の中間のドラムソロが、この曲のもう一つのハイライトです。
Akkeyが何をやってくれるか?を、俺は一観客として毎回純粋に楽しんでます。
オッ、そうきたか!と感心して、時々自分が次に入りそこなったりしますが...苦笑

あっ、KCさん、エンディングで股割りを試みます!
・・・が、体がついてこず、あまり開かず失敗。
しかも、わざわざ自分でMCで言って、場内大爆笑です。
だから、笑いを取るところじゃないですってば。

    photo by Pee

7. Land of 1000 dances
定番のダンスナンバーです。
おおっ、HANA-Chang、頑張ってます!
曲が終って「HANA-Chang」の声が掛かってます。
少なくとも俺が知っている限りで、HANA-ChangのBestパフォーマンスの一つでは?

 
  photo by Pee

さて、これからはMC無しで、ラストまでNon Stopで一気に駆け抜けます。

8. Tighten up
KCさんの「Tighten up ! 1.2.3.4」の後、ベースが唸りをあげます。
このベースの入りは、何度聴いてもゾクゾクします。
ちなみに、 1.2.3.4のカウントは完全に無視して、Papanのリズムで勝手に開始されるところがミソです。 笑

   
  photo by Pee

9. Funky in here
ギターの華麗なカッティングが冴え渡ります。
いやー、ここまで戻るのに半年かかっちゃいました。
何とか、昔の実力の50%程度には復帰出来たかな?

 
  photo by Pee

実は、最近まで、Papanはリハが終わって自宅に帰るたび、Mamanに
「私が探してきた大切な曲なの。あのカッティングじゃ台無しだから、ちゃんと練習して、って言って」
と言われ続けたそうです。。。哀

俺は、リハ帰りの電車で、KCさんと二人で恒例の反省会。
横でAkkeyがニヤニヤしながら「今日も反省会っす。長いっす」とMailing Listにメールを打つのが習慣となっていました。。。涙

しかーし、もう完璧です。反省会の必要は、もうありません。
ふっ、ふっ、ふっ、、、

あっ、ギターソロで、またリズムがどこかに・・・沈

ママン、ゴメンナサイ
モウ、コレイジョウ、ブタナイデ
マーシー、イイコニスルカラ

 
  photo by Pee

10. Soul man
HANA-Changが、イントロで異様な緊張です。
エンディングは、みんなでジャンプ!(Akkeyを除く、ってDrじゃ無理か!)

 
  photo by Pee

11. Turn you loose
Lastのこの曲は、あえてインストです。
KCさんは、「Thank you!Good Night!」の言葉で、一人、颯爽とステージから去り、残りのメンバーだけでエンディングです。

沢山の拍手、本当にありがとうございました。

 
  photo by Pee

無事終了。
いやー、弦が切れないか、最後までドキドキものでした。
何とか首は免れた様です。
昨日の夜、「神様、明日は弦が切れませんように」とお祈りしたのが良かったのかな?

更に、腕に血が通わないという厳しいハンディさえも、見事に乗り越えました。
偉いぞ、俺。

   
  photo by Pee

さて、着替えも終わり、俺にとっては恒例の「独り反省会」の時間です。(←Akkeyが勝手に付けた名前)
出番が終わり、メンバーが和んでいるのを無視し、会場に置いたICレコーダーで今日の録音を一人で真剣に聞きます。
しかし、ベースがでかくて、ギターが殆ど聞こえません。
「ギターが聞こえないんだけど、何か今日バランス悪くない?」等と、ミキサー卓の前で話していたのですが、
Akkey所有の別のICレコーダーを取り上げて聞くと、音がきれいに分離して、ギターもちゃんと聞こえます。
単に俺のICレコーダーの性能が悪く、ベースの大音量に負けて、もわもわになっていただけの様です。
実際には、(ベース以外の 笑)他の音のバランスは、とっても良かったです。
ミキサーの方、ごめんなさい。

   

いつもLIVE後は、当日録画や録音したものを、Papanがバンドメンバー全員にコピーして、後日のリハで渡して くれます。
しかし、俺のICレコーダーの今日の録音では「一人反省会」が出来ません。
Papanを捕まえると「俺の分だけ先にコピーして、週明けに社内便で送れ」と要求。
Papan、渋々、了承。
んー、やはり、何ていい奴なんだ。

   

お店はクローズの後、サンストのスタッフの方々と出演者の方々と一緒に打ち上げです。
ああ、ビールが美味い!

 

ところで、この時、オーナーの白幡さんから、Papanに質問があったそうです。

白幡さん「KCさんは、どうして先に帰ったんですか?」
Papan  「明日出勤なんですよ」
白幡さん「いや、ステージの最後に後ろにはけたじゃないですか、
       何かあったのかなと…」
Papan  「いや、いつもそうですよ…」
白幡さん「そうでしたか、足が開ききらなかったからかと…」

いや、そういう事じゃなくて、演出ですってば
・・・って、伝わってないって事ですよね!? 爆

   

なお、来年からは、現在お休み中のメンバー2名(Usupy(Alt Sax)とKyon 2(コーラス))が復帰予定です。
Tadachin(Key)も、前向きに検討中です。

一体、どこまで分厚い音で、そして華麗なステージとなるか、乞うご期待。
更に暑い、じゃなく、熱い感動とスペクタクルを貴方に!
では、またお会いできる日を楽しみに。

   

あっ、次は12/6 新橋ZZです。

以上、Mercyでした。

  ☆ GOOD-BY!★  at shizu station


しかし、本当のスペクタクルは、その後に待ち構えていた。

志津駅で、明らかに行動が怪しい(というよりキケンな)オヤジ(酔っ払いか?)が、俺とAkkeyとHANA- Changの
帰りの電車で、一緒の車両に。

いきなり、自分の荷物を座席にほうり投げた後、文庫本を片手に座席であぐらをかいて、周りを威嚇しています。
何故、わざわざ文庫本越しに威嚇?

緊張が走り、静まり返る車内。

その中で、唯一、オヤジを怪訝そうにずっと見ている大物が一人。
HANA-Changです。

オヤジに気付かれない様に、俺がMailing List(以下、ML)に送ったメール
> HANA-Chang
> 頼むから、隣の変な奴にガン飛ばすのヤメてくれ

俺からのメールを見て、HANA-Changはニッコリと俺に微笑みました。
おい、こっそり送った意味が無いじゃないか。
あっ、HANA-Changが俺とAkkeyの隣に移ってきた。
ポジションが、オヤジの正面です。マズイ。

オヤジに気付かれない様に、AkkeyがMLに送ったメール
> HANA-Chang…
> もう見ててドキドキしましたよ…
> HANA-Chang、席を移ったら、隣のオヤジは横んなった…
> マジ、怖いっす...

Papanからのメール
> ガン飛ばしてる写真はないんですか?

オヤジに気付かれない様に、俺がMLに送ったメール
> 少なくとも、俺には無理なんでAkkeyが頑張るみたいです
> あ、次で降りるのか!?

オヤジに気付かれない様に、AkkeyがMLに送ったメール
> HANA-Chang…
> よりによってオヤジの真正面に移動し、さらにガン飛ばしてるし…
> とりあえず、津田沼で降りました (*´Д`)=з

車内に安堵の空気が。

その後、Papanからメール
> 志津駅で一緒におっさん見てるだけに、もう爆笑っす!!
> 静かな車内で超危険す...爆

こっちはアドレナリンが全身を走りまくってます。
笑えません。



その後、三人で反省会です。
俺「何で、ずっとオヤジ見てたの?」
HANA-Chang「変なんですよ。」
俺「いや、それはみーんな分かってるから。
   最初、俺が目が合っちゃって、音楽聴いているふりして「決してアナタは見てませんよー」状態を続けて、
     何とか逃れたのに、お前がずーっと横で見てるんだもん。
   しかも、「見るんじゃない」メールをこっそり 送ったのに、メール見て笑うんじゃない!」
HANA-Chang「ガン飛ばしてないですよ。」(ニコニコ)
俺「いや、そういう事じゃなくて。
  しかも、メール見て笑った後、こっちの席に移ってくるんじゃない。
  仲間だと思われると、俺とAkkeyまで危なくなるでしょ。」
HANA-Chang「持ってる荷物で仲間だと分かりますよ。」(ニコニコ)
俺「いや、普通の人が、お前とか秋山の荷物見ても、楽器だとか分かんないから、仲間だと思わないって。」
HANA-Chang「そうですか?」(ニコニコ)
Akkey「ああいう奴は、何するか分かんないから、危ないって」
俺「だから、普通、車両の全員がじっと前を見たまま動かないし、決して目を合わさないでしょ?」
HANA-Chang「3対1なら、勝てますよ。」(ニコニコ)
俺「いや、だから、そういう事じゃなくて・・・」
HANA-Chang「いざとなれば、僕が守りますから。」(ニコニコ)
俺「ありがとう・・・って、いや、だからあ、そういう事じゃなくて・・・いや・・・、もういいや・・・」

ヤ・ヤル積もりだんですね、HANA先輩!
もうこうなったら、どこまでもついて行きます。
ただ命がいくつあっても足りない気が・・・

明日も志津の新しいアジトに集合の通達が・・・



果たして、また皆さんとお会いできる日は来るのでしょうか?

以上、Mercyでした。


(記:Mercy)




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