Live  Report  2006/09/09



会場名
仙台商工会議所前
イベント名
16th 定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台

演目
1.
I can't turn you loose

2.
Everybody need somebody to love

3.
Shake your tailfeather

4.
Gimme' some lovin'

5.
MC

6.
Soul finger (include Funky Broadway)

7.
Messin' with the kid

8.
In the midnight hour

9.
I don't want to discuss it

10.
MC

11.
Tighten up

12.
Going back to MIAMI

13
 It's too funky in here

14
Soul man

15
Please, Please, Please



Report


さる9 月9日(土)、わが KC & The TITE は、定禅寺ストリートジャズフェスティバルに出演してまいりました。
このライブレポートは、私、セオドールこと、セオドア・バプチストが担当致します。

定禅寺ストリートジャズフェスティバルは、非役所系純正ボランティア・イベントとして、16回の歴史を誇る立派なお 祭りであり、地元仙台のみならず、北海 道や関東一円からもバンドが集うバンドサミットです。
KC & The TITE は、ドラムのあっきーが縁で、昨年より出演しています。
あっきーは、ドラム使いであるとともに、板モノ系、ときには、エスニック系もカバーする、多芸なパフォーマーで、 「やるきアヘッド」というハイテクバンド で、初期から定禅寺詣でをしておりました。
KC & The TITE も、近年、非常に勤勉なミドルエイジドバンドとして、年7〜8回のステージをこなすに至っており、“味”を楽しむ余 裕も出て、ホールライブとは違った楽し さを味わえる定禅寺は、大きな楽しみとなっております。

JSF
                      bannar

ライブの地、仙台ですが、どことなく、おとなの似合う街との印象を感じます。
とても秋が似合うとも思います。
たった三言(みこと)「杜の都」で言いきった先人の感性に敬服致しますが、そんな街のジャズフェスは、バンドマンを 魅了してやまず、出演者は3000人に ものぼっているとか。
いまではジャズと言う一言でカテゴライズできないポピュラーミュージックの祭典であり、わたしたち KC & The TITE のステージにも、「ベンチャーズありぃの」「南部ブルースありぃの」と、刺激一杯なキャスティングで、その“深さ” が、リピーターを産む所以なのかも…と 思っています。

IMG_0104.jpg  photo by Par

さてさて、本題のライブレポートです。

今回のライブは、KC & The TITE だけではなく、あっきーの「やるきアヘッド」も出演しました。
「やるきアヘッド」は、昨年、リーダーが三重県四日市に転勤していたらしく、「あまりに仙台遠いか」出演を見合わせ たようです。
今年は、東京に帰還を果たしたことで、晴れて定禅寺復帰!です。

「やるき」のリーダー氏は、実はセオドールの幼馴染で、中学・高校が同窓です。
三流高校からたった二人現役帝大合格した秀才であり、故郷の誉れなのですが…
う〜ん、ちょっとIQ高すぎだね。(いきなり結論)

こういうジャンル、なんて言えば良いんですかね?
フュージョンでは事実関係を伝えてませんねぇ…
ジャズでいいんですか?ノン4ビートの。

ステージの錦町公園北には、ギャラリーもたくさんで、さっすがジャズフェス!って感じです。
「演奏、へこ難しいですけどぉ」みなさんお楽しみのご様子。

テナー氏は、音程びしっとしていて、すばらしいっす。
これでもてないはずはない…
ギター氏も、すごい。
必殺技は、スウィープですっ!

しかしなによりすばらしいのは、あっきー。(みびいき)
美メロが、太い指から垂れ流しされてますぅ。
今回、彼が「石原裕次郎に似ているのではないか?」ということと、やはり「ちゃんとした演奏家であることを再確認し たこと」が、収穫でした。

akkey-ahead.jpg  yaruki-ahead.jpg    photo by KC

つづきまして、わがKC & The TITE 。
ステージは、商工会議所ビル前っす。

ひとつ前のバンドさんは、ロックに一本筋が通っていました。
シットポジションが低めっていうんですか?
パワフルな8ビートです。
こういうバンドのあとの、わがKC & The TITEは、軽薄そのものです。

一曲目は、ターンユールーズ。
わたくしセオドールには、「常に最後に演るもの」でしたが、今回はじめてその座を、プリーズ×3に譲り、オープニン グへ。
これはこれで分かりやすくてよさげです。
お客さんの反応も上々。

IMG_0003.jpg  IMG_0013.jpg  photo by 
Par

続いて、エブリバディー・ニード・サムバディー。
前半1ユニット4曲は、すべて「ブルース・ブラザース」ですが、この曲はコーラスがハイライトでしょうか。
総師KCさんのトークも手馴れたものです。

IMG_0020.jpg
photo by Par

3曲目は、シェイク・ユー・テイルフェザー。
おっといっちゃん、はやすぎっす。
KCさんとテンポあってないっす…とちと心配でしたが、なんとか収束。
でもやっぱ早いっす。
とてもきびしぃ〜

IMG_0030.jpg
photo by Par

4曲目。
ギミ・サム・ラビン。
これはもうロックですね。
KC & The TITE は、ソウルを標榜してますが、演目の大半は、ソウルっぽくないっす。(笑)

IMG_0059.jpg  IMG_0055.jpg  IMG_0061.jpg
photo by Par

ひと休みしてガンザの説明。
このイベントは、ボランティアさんの力で成立しているので、カンパはとっても大切です。
ガンザはカンパと引き換えに貰えるシェイカーあります。

2ユニットめ。
ソウル・フィンガーからです。
半インストって言うんですか、コーラスで「ソウル・フィンガー!」と連呼するだけなんです。
ダンスがハイライトで、これは常に受けがいい演目です。

CIMG5286.jpg

つづいて、メッシン・イン・ザ・キッド。
3コードのブルースです。
のりが「えんやとっと、えんやとっと」と分かりやすいので、お客様も楽しんでくださっている様子。(嬉)

IMG_0037.jpg
photo by Par

ひといき入り目の、ミッドナイトアワー。
チェンジオブペースて言うんですか?
たまに、どこで終わるんだか見失いますが、今回はすっきり決着。

IMG_0039.jpg
photo by Par

そして最後にディスカス・イット。
もうこれは、カントリーとすら言ってもいいかも。
ロックンロールですが、原曲はリトル・リチャードなそうな。
サックスうすぴーの、朝顔を上げてのブローがかっこいい。

CIMG5296.jpg

もうドラマーは死にそうに辛そうですが、最後に4曲3ユニットありです。

IMG_0058.jpg
photo by Par

9曲目は、メンバー紹介を兼ねたタイトゥン・アップ。
しかし…
KCさんに、私セオドールはクレジットして貰えませんでした。
前回のサウンドストリームに続き…
「おっさん!えーかげんにせえよぉ!」と泪しながら、演奏、演奏。
この曲は、コーラス陣のハンドクラップが最高にかっこいい。

CIMG5298.jpg  CIMG5317.jpg

つづいて、またまたロックテイストのマイアミ。
これも KC & The TITE の超定番曲で、これというときには、必ず演奏します。
サックスソロが、かっこいいし、全員ユニゾンもライブ盛り上げに効果的です。

IMG_0080.jpg 
photo by Par

最後は、毎度の2曲。
JBのファンキー・イン・ヒア → ソウルマンです。
これは、わがバンドのライブの最後には、無くてはならないものになってます。
ぜひ、多くのみなさんに聞いて頂きたい演目です。

IMG_0086.jpg 
photo by Par

そして13曲目。
エンディングのおまけ。
JBのプリーズ・プリーズ・プリーズ。
あ〜たくさん、演りましたねぇ。
みんさんお疲れ様でした。
そしてお客様の皆様ありがとうございました。
最前列のガテン系のおにーさんたちも、最後は微笑んでくださいました。
大感謝です。

IMG_0096.jpg 
photo by Par


そうして…
アフターの打ち上げも簡単に。
仙台駅前の「だんま屋水産」さんで、メンバー、サポートメンバー、旧友が集っての乾杯です。
ほんと楽しかったです。

IMG_0116.jpg  IMG_0117.jpg  photo by Par   CIMG5335.jpg

さて、〆です。
カメラマンのペー&パープレ夫婦、昨年に続いて応援に駆けつけてくださった家族のみなさん、どうもありがとうござい ました。
来年は…どうなりますかねぇ。
これから、ホールライブを豆にやろうとしていますので、そんなのこんなのご期待ください!
 

(記:Annie)

------------------------------------------------------

追加レポート

昨年に続き 2回目の定禅寺ストリートジャズフェスティバルへの出演。
当日は小雨が降ったり止んだりと不安定なお天気で、仙台着から会場に張り付きっ放しの一部メンバー達は、雨足が強く なったら機材どーしよーか?、と不安げ にお天気とにらめっこしながら着替えに昼食にとバタバタ...
JSF STAFFが急遽仮設テントを建てたりとお天気に翻弄された 1日でしたが、逆に秋っぽい涼しさに、衣装をフルバージョンで臨んだ KC & The TITEとしては助かった...かな?笑

追加レポートでは簡単に対バンさんのご紹介を...

1番目のバンドはECHO-PARKさん... ですが、すみません! 電車組一行の仙台駅着は 11:00ちょい過ぎだった為、地下鉄 勾当台駅から地上に上がった時にはもう演奏は終了...汗

2番目のバンドは神奈川から来たという BLACK SCESERさん。
あんたらプロ!? って感じの機材群と専用の機材運搬用トラックにはビックリ!
当日はベンチャーズのカバーを演奏してましたが、オリジナルでCDも作ってるとか...
こちらはドラムの方の太い眉毛ばかりが気になってしまいましたが(笑)、楽しそうで余裕のある演奏に年季を感じまし た。

CIMG5262.jpg   CIMG5263.jpg

3番目のバンドはメジャーデビューされているという北海道出身の the rise 4 surpriseさん。
今回 KC & The TITEが Drum、B.AMPを借りたバンドさんです。(ありがとうございました!)
劇団ひとり似?
のVo.さんの声 が素敵で、GAL達が集まってましたね。笑
翌日は勾当台公園のメインステージでも演られるんだとか...曲はまあ最近のJ-POPと言う感じ... Gt.と Bassがなかなか心地よい曲でした。
Gt.の方とStage後にちょろっとお話しましたが、全国流通の CDはまだ 2枚だけだそう...頑張れ!
the rise 4 surprise !
今 回のようなイベン トの対バンさんって自分達の演奏 しか見えてなく出番直前に現れて演奏終わったらさっさといなくなりがちなもんですが、このバンドさんは会場に最後ま で誰かしらずーっと居て好感もてまし た。(単に機材を交替で見張ってただけかな?笑)

CIMG5268.jpg

4番目のバンドは LINDA LOUさん。
カホーンを使い、これぞ Street LIVEという感じのアコースティックな落ち着いた演奏。
彼らもオリジナル...って言ってた記憶です。(ここで慌ててトイメンの三越百貨店へ衣装の着替えに走ったので、す いませんが演奏はじっくり見れてな い..ごめんなさい)

CIMG5271.jpg

5番目のバンドは青森からのケロヨンズさん。
いきなりのブラックレザーブーツには思わず懐かしさで笑ってしまいました。(失礼!)
7月のイベント打ち合わせの際は高校生バンドの NC-17さんがこの演奏順で、機材の貸し借りのお話もしていたのですが、突如の出場辞退... 思ったより費用がかかるので、と若者らしい?理由だったような記憶ですが、ケロヨンズさんは急遽補欠当選(と、ご本 人はおっしゃってましたね)での出 場... もうまさにこの週末が本番というその週の水曜日(だったかな?)にこちらに連絡が来て、機材を貸して欲しい、という切羽詰まった話に... こちらから貸せる機材はない為、慌てて
the rise 4 surpriseさんへ橋渡し...そんなバタバタもありましたが、演奏は骨太な Rockn' Rollで、会場を沸かせていました。

CIMG5272.jpg

そして、KC & The TITEを挟んで、最後は what is blues?さん。
泥臭いブルースナンバーの中に、Blues Harpや Slide Guitarの解説を入れたりとなかなかおもしろい演奏で、お客さんもまきこんで盛り上げてました。

CIMG5331.jpg

今回の仙台遠征も色々バンドや個人でネタは貯まりまくり... その辺の詳細は member's Blogまで...なんですが、とりあえず 1点だけ報告... 昨年は Annieがスーツを忘れ、あきばいおが靴を忘れ、慌てて現地で購入という事件があり、今年は気をつけなきゃね... なんてメールが飛び交う当日の朝、たたちんから... やっちゃいました、と申告が...苦笑

CIMG5265.jpg

慌てて仙台で革靴を買うただちん... 来年は誰だ!?

でわでわ...

(記:ぱぱん)




back_mark